予約していた病院に、PET検査に行ってきました。
最低でも4時間前には絶食するようにとのことでした。
お水やお茶はいいけれど、糖分を禁止されています。
一応、大事を取って6時間前に朝ご飯を食べました。
用意された検査着に着替えるので、服装は自由です。

病院に着いて説明を受け、同意書などにサインをします。
初めての病院なので、新しく診察券が作られていました。
身長体重なども記入して、体重は実際に量られました。
つい少な目に胡麻化しちゃう人がいるのかもしれません。
身長163センチ・体重61キロで、薬が準備されます。

検査の流れの説明が書かれたボード以外にも渡されます。
検査着、ロッカーの鍵、ペットボトルのお水などです。
お水は「ここまでは飲むように」との線が引いてあります。

一時間ほど待つと聞いていたので家から本を持参しました。
でも読書不可、スマホなどの操作も不可とのことでした。
とりあえず、何もせず安静にしなければならないようです。
まぁ脳は糖分を消費すると言いますから、駄目そうです。
糖分は、脳でなく癌細胞にまわってもらわないとですね。

着替えるにあたって、金属はすべて外す必要があります。
指輪、時計、金具の付いた下着、入れ歯、ヘアピンなどです、
ということはショーツやシャツはいいけどブラは駄目です。
更衣室で着替えて、ロッカーに荷物を置いて施錠します。
ボードと鍵とお水だけ持って、呼ばれるのを待ちます。

やがて看護師さんが来て、名前と生年月日を確認されます。
そして採血と注射をする部屋に連れて行ってもらうのです。
ここまで病院に着いてからだいたい30分かかっています。

部屋へ案内する人とは別に、注射の処置する人がいました。
再度、名前と生年月日を確認されます。Wチェックですね。
アルコール消毒が大丈夫かなど、一般的な説明があります。
でも、普通の腕を置く台があるだけではありませんでした。
5センチほどでしょうか、台には分厚い板が立っています。
薄い黄色のガラスかアクリルで、画板くらいの広さです。
その板に丸く穴が開いていて、そこから腕を差し出します。
これは鉛が入っているもので、放射線から守る板だそうです。
頭をぶつけないように、気を付けるように言われました。

そして腕を縛ってアルコール消毒、そして少し採血します。
これは血糖値を計る採血で、その結果はすぐ出るそうです。
それから生理食塩水を注入されます。ちょっとこわいです。
担当の方々は、感じがよく安心させようとしてくれました。

次に薬が用意されます。FDGという名前は言われません。
ブドウ糖だから、全く安全なものだから、と強調されます。
なんだか「お塩の次がお砂糖だなんて」と思ったりします。
よく言われる「料理のサシスセソ」と逆の順番ですよね。

薬は、コマ回しのコマくらいのサイズの銀色の容器です。
コマより円柱部分が長いので、筒と漏斗といった形です。
それを機械にセットして、生理食塩水と変更します。
すべてオートで、機械によって投与されるのだそうです。
その工程が、自動で2分程度で終わることを説明されます。
こわいなぁこわいなぁ、と思っていると、すぐ終わりました。

脱脂綿で押さえつつ針を抜きますが、血がにじんでいました。
そしてそれが染みるんで、押さえておくのが痛かったです。
そうしたら、丸いパッチみたいなシールに変えてくれました。
これらの工程はトータルで10分くらいかかったでしょうか。
注射の後を押さえながら、安静にする部屋へと案内されます。